2014年12月16日火曜日

2014年12月10日
日本エミリィ・ディキンスン学会
《学 会 通 信》


発行 日本エミリィ・ディキンスン学会事務局
       〒162-8644  東京都新宿区戸山 1-24-1
        早稲田大学文学学術院 江田孝臣研究室内
       E-mail: te21@waseda.jp

 (1) 2年前から予告しながら、事務局の怠惰で作成が遅れていた会員名簿をお届けします。2014年10月時点の名簿ですので、それ以降の新規会員は含まれていません。次回の名簿に掲載します。住所変更、誤り等ありましたら、お手数でもメール、ハガキでご連絡下さい。

 (2) 今年度大会で大西直樹会長から口頭で予告がありましたが、会員が中心となって執筆するエッセイ集『私の好きなエミリ・ディキンスンの詩』の出版計画を進めております。書名にある通り、好きなディキンスンの詩一篇を取り上げてエッセイ風に自由に論じて(語って)もらうという企画です。執筆要領を同封しましたので、ご覧下さい。執筆者は定価の8割の価格で20部を買い取るという条件付きではありますが、多くの会員の執筆を期待しております。不明な点があれば事務局にお問い合わせ下さい。

 (3) 2015年度大会について
 前項の出版企画に関連して、来年度の年次大会(6月20日、駒澤大学)では、「私の好きなエミリ・ディキンスンの詩」と題するワークショップを設置したいと考えております。執筆予定者5~6名に、エッセイで取り上げる詩について15分程度で自由に語ってもらうという企画です。執筆に弾みをつける点でも、フロアとの意見交換によって内容を深める点でも、有意義ではないかと考えております。従来のシンポジウム、ワークショップのパネリストは役員、理事に偏りがちでしたが、一般の会員の皆様にもふるってご参加願います。希望される方は事務局宛にメール、ハガキ等でご連絡下さい。

 (4) 会費の納入状況について
 会計担当の金澤淳子理事からの報告では、今年度の会費納入はきわめて順調で、すでに70名を越えました。皆様のご協力に感謝致します。

 (5) 事務局では、過去のニューズレターのPDF化を進めておりましたが、このほど完成しました。1981年の第1号から2012年の第31号までの全号です。過去30年間の日本におけるエミリィ・ディキンスン研究の貴重な記録です。事務局にないバックナンバーについては、鵜野ひろ子先生と濱田佐保子先生所蔵の貴重な資料を使わせて頂きました。膨大な記録ですが、CD-R一枚に収めることができました。Acrobat Readerで直接読むことも、プリントアウトすることも容易です。配布をご希望の方はメール、ハガキ等で、事務局までご連絡下さい。なお、このCD-Rは販売は致しませんが、代りに、お受け取り後、学会口座に1,000円のご寄付を頂戴できれば、ありがたく思います(郵便振替 00190-2-81114 ディキンスン学会 赤色用紙 手数料学会負担)。注文数がまとまった時点で発送しますので、しばらく時間を要しますことをご理解下さい。

(6) 著書、論文等の資料について
 今年度(2014年4月~2015年3月)公刊の著書、論文、翻訳につきましては、MLA第6版のBibliographyの書式(頁数を記載)に基づき、事務局に2015年2月末日までに、メールまたはハガキにてお知らせ頂きますようお願いします。Emily Dickinson Reviewの書誌欄に掲載します。


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 『私の好きなエミリ・ディキンスンの詩』 執筆要領

企画概要
 もっとも好きなディキンスンの詩作品(原則一篇)を選び、邦訳(既訳可)を付した上で、自由に論じて下さい。一般読者を対象にしますので、学術論文ではなく、エッセイ風の平易な記述を心掛けて下さい。註や参考文献一覧はつけません。巻末の執筆者紹介は氏名、所属、身分のみとします。

執筆資格
 原則「日本エミリィ・ディキンスン学会」の会員であることを執筆資格とします。ただし学会から詩人・作家・エッセイスト等に寄稿依頼する場合はこの限りではありません。

執筆要領
1 枚数(字数) 
  四百詰め原稿用紙換算で、15枚(6000字)以内とします。
  厳守して下さい。
2 原稿締切り
  2015年、9月16日(水)必着(厳守して下さい)。
  寄稿遅延の場合は、執筆者リストから外れます。
3 原稿郵送先 
  〒154-8525 世田谷区駒沢1-23-1
  駒澤大学文学部英米文学科 東雄一郎研究室宛
4 発刊予定
  2016年1月、定価2,000~3,000円(予定)
5 原稿 
マイクロソフト・ワードの縦書き形式でプリントアウト原稿二部を右記の駒澤大学、東雄一郎宛てに送り下さい。フォントはMS明朝、10・5ポイントとします。手書き原稿は不可です。フロッピーディスク・CD-R等の記憶媒体も原稿に同封して下さい。執筆者による校正は初校ゲラのみとします。大幅な修正・変更・訂正がないよう、完全原稿をご寄稿下さい。再校は編集委員が行います。
6 執筆条件 
定価の八割で二十部購入して下さい。刊行後、出版社から振込用紙が各執筆者へ郵送されますので、一週間以内にお振り込み下さい。

本文中の数字等について

1 邦文中の数字は漢数字を用い、原則として単位語(十、百、千、万、億など)をつける。〈例〉十九歳 二十世紀 五十年前 五月二十五日 六時二十分 百三十五個 二万五千人。ただし、次のようなものは例外とする。
   ・西暦年 〈例〉一九九〇年
   ・引用頁を示す数字 〈例〉(二七) (二四七)
2 作品・作家名はなるべく文中に組み込む。作品名を原語(英語)でどうしても入れたい場合は、初出のみとする。括弧内の英文文献中の数字も横組みにせず、漢数字で。
  〈例〉 可(エリオット 二七)     不可(Eliot  27)
3 漢数字は全角ダーシュでつなぐ。また、数の幅を表す時は、上位の桁の数を省略する。
  〈例〉 三四九―五〇
4 出版年をカッコ内に示す場合、「年」は入れないこと。
  〈例〉 (一九九三)
5 ワードのルビ機能は使用しないこと。ルビを振る場合は、初校ゲラに書き入れること。
6 独立した引用文は前後1行空ける。引用文は2字下げて書くこと。
7 原文等の英語引用は避け、邦文・翻訳を採用する。但し、本文の内容上、どうしても避けられない場合にのみ、最小限の原文を入れることは可能。
  <例>  「波(wave)が墓(grave)と共に韻を踏み」
8 人名や地名の表記は『リーダーズ英和辞典』並びに『岩波人名事典』を参照のこと。
9 その他の詳細に関しては、金星堂刊『栴檀の光』の書式・形式をご参照のこと。
                                       以上。
            編集委員(理事会メンバー)
         大西直樹、東雄一郎、朝比奈緑、江田孝臣 九拝
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